灰色の箱

アニメ制作者が観たアニメ考察と制作の流れなどを書くつもり

【デッキ紹介】 赤といえばドラゴンだよなぁ!! 【TAOSINドラゴン】

 どうもSYLPHYです。

久々にウォーブレを再開したのでメインで使っているTAOSINドラゴンについて話したいと思います。

このブログのアクセス数=ほぼウォーブレ記事だったりするので需要があると信じています。現在(2017年8/28)は大体7000弱程度のポイントなので参考程度にどうぞ。 

 

1弾の時はかなりのやる気勢でプレイしていたウォーブレですが、過疎化と仕事の多忙が原因でしばらくプレイしておらず、久しぶりに再開したのがRebootになってからです。

あの村で行われた伝説の生放送を見ながら、どう見ても偉い人が頭を下げ、不具合に対する非を認め、ウォーブレに対する熱意を語る姿に心を撃たれました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、プレイヤーの端くれとしてTCGを含めたカードゲーム全般で運営サイドが表舞台での謝罪は中々見る機会はありません。

分島さんのファンだから見ていたという説もあるがそれはまた別の話である。

 

そんなこんなで本来であれば、分島さんがイラスト、CV、楽曲というアーティストとしての長所を最大限に活用している『慟哭のジル・クライハート』を使用したデッキを紹介したかったのですが、資産の関係上、満足のいく構築に出来ていない為、またの機会があれば紹介いたします。

主に水着の赤いナイスバディな皇帝様がひたすら出ないのでウォーブレに資産がn

 

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サインカードの方が欲しいすぎる・・・。

しかし、分島さんの仕事活用っぷりはタカラトミーさん流石と思います(ウィクロスの系譜

デッキを作るとするならば環境を見ても無難にSHEDOになるかなと思います。

 

では改めてTAOSINのドラゴンデッキについて

1弾環境でUPしたアグロもTAOSINでしたが、何だかんだでここの国家に落ち着きます。

 

【デッキ】

 

スペル(9枚)

雲蒸龍変×3   (2/3、3/3除去、アグロメタ)

龍との絆×3 (低コスト龍生成、高コスト龍サーチハイブリッド)

先手必勝×3 (高スタック処理、エンドカード

 

ユニット(31枚)

龍の子×3 (雲蒸龍変とのアグロメタ、低コスト龍)

穿星 ショウキョウ×2 (ソウルUP、後攻初手強カード)

夜魂妖女 ユウユウ×3 (全体除去に強い、アドが取りやすい)

麒麟<試>×1 (高スタック、アドが取りやすい)

審判の龍騎士 ジャオロン×3 (高コス龍へのアクセス+軽減)

怒りの千人将 ワン×2 (複数除去メタ、交換時スタック上昇、戦士)

ラッキー×3 (いつものつえー奴)

追憶の聖騎士 シルヴィア×3 (ハイブリッド、全体パンプ)

魅惑の狐姫 ダッキ×1 (トリッキーカード、低コス除去)

龍谷少女 ミャータン×2 (ドラゴン横並べ)

堅殻戦機 カニテツ×2   (HP調整、4HPガーディアン)

機械鎚のウルゴ・バシュ×2 (汎用除去、ダイレクトダメージ)

堅巌龍 ダンダマイト×2 (3/*メタ、王龍アクセスの起点)

鬼王<試>×1 (高スタック圧、エンドカード

天を貫く王龍×1 (キーカード、全体除去+ランデス

 

【ターンの流れ】

マリガンは先攻ならば龍の子、雲蒸、麒麟、ジャオロン、ワン、後攻ならばショウキョウ、ユウユウ、ラッキー、シルヴィアを残したい。絆、ワン、先手必勝は汎用的に使えるので持っててもOK。龍の子以外のドラゴン(ダンダマイト、王龍)はジャオロンでサーチするのが理想。手札が少なく、6~8メモリーある場合は絆でサーチしていこう。

先攻ならばなるべく前のめりで顔面へ殴る方がよい。状況にもよるがガーディアンがいる場合はなるべく顔面優先、キュアサンクチュアリやアルトオルトなどの一方的にダメージを与えるカードが飛んでくる可能性がある場合は、トレードを状況に応じてしていこう。

このデッキは後攻の方が有利だとは思う。ショウキョウ→ユウユウの流れでアドを獲ったり、多めの3コスをメモリー使用で連打したり、ボードアドを獲りながら除去してアグロ気味に動いたり、ジャオロン→高コスト龍に繋げたり幅広く対応しながらゲーム進行が出来る。

ボードアドを獲りながら、相手の手札を減らしていき、メモリーではなくHAND回数を増やし、手数を減らしながら、流行りの3パワーユニット達をダンダマイトで抑える。相手が残りのメモリー数と手札を使い、対応出来ない状況でドラゴン→王龍へアクセスするのが理想。

TAOSINは確定除去が少なく、ダメージ系がメインの為、上位勢に見受けられる高スタックSHEDO(対象とらないカードや魔法結界のフローラを起点にし、横にユニットを並べられる)に弱いため、サンクチュアリやフローラを出される前に殴り優先の短期決戦をするなど工夫して戦おう。

 

【ソウルバーストの使用タイミング】

5~9の状態で王龍アクセス用のダンダマイト使用が80%程度の使用率。

ダンダマイトを倒すのに手こずって、ダンダ復活→王龍で心折していこう。

相手をエンドできる点数の場合は、鬼王連打も有効。

ウルゴやミャータンが低スペック高コストなのでこれらを出さないようにログなどで倒されたカードは覚えておこう。

 

【入れ替え候補】

・ユニット

地を掃う重機蜂

有利交換がしやすく、死ぬまで子を産み続ける3コスの蜂。回復がしにくいTAOSINでは貴重な回復カードで横にも並べられる為、アグロ対策としても優秀。確定除去が少ないTAOSINには頼もしい。UNIONやLAPISなどの除去に弱いのが難点。

持っていないので使用していないが入れ替え候補として上位。

 

鳳凰<試>

リクルートしながら1コスを横に並べられる7コスカード。上記の蜂を使う場合、子が1コスの為、復活して回復の流れが作ることができ、採用価値が高い。しかし、ダンダマイトと違い、ドラゴンではない為、高コスでありながら王龍にアクセスし難いのが難点。

 

暴食龍 ガウ

龍を生み出しつつ、自身も龍である7コスカード。2/2龍を1体出すだけではコスト比で損している感が否めないので除去メインで使用したい。優先的に除去されるドラゴンが場で維持する可能性は低い為、良スタックの低コストドラゴンが増えればワンチャン。

 

龍の卵

もう一種類2コストドラゴンが来ればワンチャン

 

邪眼に狂いし冥龍

出すドラゴンが4/4スタックになる8コスカード。ドラゴン軽減カードがジャオロンしか無く、実質軽減龍の子orオーバーヒートで出すの二択が多い為、使いにくい。

軽減が増えればワンチャンあるかもしれない。音楽が超かっこいい。

 

闇を穿つ醒龍

使用したソウルを復活させる8コスカード。TAOSINのソウルバーストとのシナジーに加え、スタックが高いので、ソウルを駆使するデッキにシフトして採用するのはアリ。

ただしGCの為、依存しすぎる構築ならないように注意。

 

【複数枚検討カード】

麒麟やダッキは枚数を持っていない為、複数枚採用していないが麒麟は序盤~後半まで使いやすいので2~3枚、ダッキは2枚程度採用するのはアリ。

ただし、ドラゴンが減りすぎると王龍へアクセスし難い為、バランスは考慮しよう。

 

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MTGやDMからの赤ドラゴンの系譜は確かにウォーブレに受け継がれていると思いますのでTAOSINドラゴンオススメです。安定まではいかなくとも5~8連勝くらいは出来ると思います。

 

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では、サヨナラピス!

 

アニメを何となく見ている方へ送るネットラジオ(仮)#1 更新

 

 

どうもSYLPHYです。

 

書いて字のごとくなのですが、アニメを何となく見ていて疑問に思っているけど、よく分からない事などを説明していきたいと思いまして、主に一般向けにネットラジオを配信いたしました。

 

基本的に答えられる事には何でも答えていくサービス精神旺盛な感じでいこうと思いますので興味のある方はご視聴ください。

 

第一回は主に

 

話題作『けものフレンズ』と『アニメのOPEDの話』をしております。

 

第二回では各セクションの仕事を掘り下げていく内容となっております。

コメント、メールでのご意見も募集してますので気になる事がある方は何でも聞いてください。

 

 

【今から始めるウォーブレ】 どのカードをリセマラでピックするべきか 【格付けランキング】

あっという間にサービスが終了するのではないかという危惧とメンテがかなり必要であろうバグ達と戦いながら、ウォーブレを出来る限り広めていくスタンスのSYLPHYです。

 

ランクマでランカーと0BPが当たる事も多いのでまだ上に人がおらず、そのまま辞めてしまわないか心配です。でも後から始める方が有利なはずです。下克上すればポイントは多く入るはずなので(何ポイント多く入るかは知りません)

後、プレイヤーネームがデフォルトである「ウォーブレ」の人がまずまず多くて、即顔面破壊で終ったりする時があるのでbotではないかと疑っていたりしている所存。

そういう疑いが解消される程に一刻も早く各国家の民を増やさなければなりません。

 

 前回はやってる人用のデッキについて更新したので今回は今から始めたいけど、結局、何のカードがあればランクマで勝てるの?と思っている人向けの記事になります。

ある程度のTCG歴がある方なら感覚で最適化されたプレイをしたり、テキストを見ただけで強弱が分かるとは思うので、どちらかというと紙のTCGをしっかりやった事がなく、TCGはshadow verseくらいしか触った事ないという人にとっては少しばかり参考になるのではないかと思います。

 後は筆者の格付けランキングって楽しいですよねという自己満足に溢れています。

 

S~Bくらいまで評価します。あくまで何を入れたら強いかという個人的解釈のランキングなのでリセマラする価値のありそうなGCのみ評価したいと思います。

SRは3枚持っておきたい強力なカードのみ紹介したいと思います。

 

Sランク

覇王白獅子(LAPIS)

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専用音楽付のとにかくイラストも能力も男前なカード。

オーバーヒート(オーバーヒート能力については後述)能力UP持ちでさらにクイック(場に出したターンにアタック可能)を兼ね備ている。

トドメの一撃として使えるだけでなく、オーバーヒート後のメモリー不足のケアとして、覇王カード(1~4コスまでの性能が高いカード)を手札に加える事が可能。

そのため、ランダムに1枚である通常ログイン(場に出す)よりもオーバーヒート運用をする方が推奨される。

LAPISの強力な全体除去であるキャプテン ギャラックのオーバーヒートとの兼ね合いを見極めながら、プレイしよう。

 

悪女 アラディア(MAGNA)

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悪女という名に相応しい凶悪な能力を持ったカード。

シンプルで一見意味の分からない効果である「奪う」能力だが、その名の通り、相手からコントロール下を自分へ移すという意味である。

つまり、相手がこれで決めるという大量展開をしてきた際に一泡も二泡も吹かせられる可能性を秘めている。ただし、奪ったターンには攻撃する事ができないため、ガーディアンがいないと顔面ががら空きになってしまうので使いどころに注意。

 

竜吉公主(NEUTRAL)

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「りゅうきつこうしゅ」と読みます。どのデッキにも入るNEUTRALであり、手札のコストを軽減する事が可能なカード。

相手よりも手札の数が多いと効果が格段に上がるため、手札が増えやすく大量展開のメリットの大きいE・G UNIONのデッキに入れると強い。

無難に6コストの5/5ガーディアンというサイズがかなりの高スペックなため、アタック時に発動する罠とも相性がよい。

 

Aランク

鬼神重装-八重-(LAPIS)

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A1パックのパッケージイラストでもあり、数多くの美麗TCGイラストを描かれているlackさん、CV悠木碧さんという最強タッグに近いカード。さらにデジタルTCGでは未だかつて見た事がない声優のサインカードが実装されています(アラディアにもサインカードあり)そういう意味でもサインカードのリセマラをするのは大いにアリだと思います。何せキラキラで出すだけでドヤれます。

スペックとしては、攻撃すると場にあるカード、場に相手のキャラクターがいない場合は敵プレイヤーに1点を8回叩き込む事ができます。攻撃後はスペックが2/7へ弱体化します。

除去と相手プレイヤーへのダメージを兼ね備えた強力なカードですが、いかんせんクイックではないため、除去される可能性が否めない。そのため、高HPで耐え切れるであろう場面でログインするか、千年猿 タンゲでオーバーヒートクイックして決定力として運用しましょう。

 

天を貫く王龍(TAOSIN)

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TCGには付き物である赤の強力なドラゴンのカード。何でドラゴンといえば赤なんでしょうね。やっぱり、MTGの影響でしょうか。

ドラゴンがいる事でダメージを与える能力が上昇し、さらに相手のメモリーも破壊出来る強力なカード。

前の記事でも説明しましたが、現状、ドラゴンという種族はかなり少ないのです(1コス龍の子、6コスガウ、さらにガウやミャータンから生まれる蛇龍の3種類)。低コストのドラゴンがもう1種類でも多ければSだったと思います。

そのため、ドラゴンがいない状態でのログイン機会の方が多いかもしれません。それでもかなり強力なカードですのでアグロ相手など横に並べるデッキを吹っ飛ばせるだけでGCとしてのパフォーマンスはかなり高いと思います。

 

狂学者 ウィットフォード(E・G UNION)

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自傷も含め、自分以外のキャラクター全てに1ダメージ与える狂気のマッドサイエンティスト

E・G UNIONではログアウト(場から離れる)する際に能力を発動するキャラクターが多く、タイミングを見極めて自分の有利になる盤面でログインすればターン終了時の効果なため、大きなアドバンテージをとる事も可能。ウイルス付加はおまけ程度。

ただし、自分のライフが少ない時は首を絞める可能性があるので注意。

 

終戦のオルディア(NEUTRAL)

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強力なスペックを持ち、スペルへの牽制も優秀なカード。特にスペルが少なく、アグロ気味のデッキとの相性がよい。(スペルが複数入っていないTAOSINなどサルベージとの相性も◎)

ただし、プレイヤーのみしか攻撃出来ないという弱点があるため、相手のガーディアンでロックされる可能性がある。そのため、オルディアが攻撃出来る道を積極的に拓いていくプレイングが必要で相手の数が多いと処理出来ず負ける可能性もあるため、ログインするタイミングに気をつけよう。

 

Bランク

 検体No.294(E・G UNION)

E・G UNIONの最高コストであり、ブースト能力持ちでは最強のカードでウィグルなどを8/8クイックに化けさせるだけでなく、置き土産として4/4検体を残す事ができる。

素でデッキに入れるよりもキメラがランダムに手札に加わる効果であるモルモンでの運用が多い。E・G UNIONの特徴として、場のキャラクターを強化、リクルーター(補充)し、メモリー上げずにドローする戦術があるため、8コストまでメモリーを上げる場合はゲームメイクを考慮する事が大事である。

 

災いの創造士 悟浄(TAOSIN)

強力な罠である異世界を罠ゾーンに設置する事が可能。さらに罠が発動する度に手札を増やす事ができる。

6/5/5という中々のスペックだが、自身が破壊されると異世界が消滅されてしまうのが難点。また、自身の異世界で罠の枠を食ってしまうのも欠点である。罠のシナジーが多いTAOSINなだけに強力な罠が増えれば採用されやすくなるはずである。

余談だが、悟浄を手札に戻すと異世界はそのままになってしまうため、MAGNAでショックを使う際は注意しよう(筆者はやらかした)

 

雷神 インドラ(SHEDO)

自分以外のキャラクターを全て破壊するだけでなく、勢い余って自らのメモリーまで破壊するSHEDOの破壊神。

SHEDOのデッキはメモリー破壊でスペックを上げつつ、場を展開するアグロデッキが主流のため、高コストはデッキに入りづらい。ミッドレンジとして構築出来ればいいのだが、中コスのカードに決定打が少ないのが難点。

ナーガとの相性がよい為、相手のリソースを尽かした上でインドラ→ナーガ(オーバーヒート)→ソウルバーストの流れが理想。

 

 Dr.ウェイン(NEUTRAL)

ウィットフォードさんと似ているメガネ枠の医者。生き残っている限り、プレイヤーにおクスリを処方してくれる。

おクスリには低コストで便利なスペルが4種類あり、それぞれ増強(+1/1修整)、刺激(2ダメージ)、回復(3回復)、洗脳(2コスト以下を奪う)を手に入れる事ができる。

場に医者がいれば、毎ターン2枚のおクスリがもらえるため、MAGNA医者デッキで活躍する事が可能。ただし、7コストという高コストの割に4/4という低スペックは除去されやすいのでパンドラやガーディアンで守ってあげよう。

 

残りのGCは、弱くはないけど決め手に欠けるので割愛します!!!

 

【これだけは持っていたいSR群】

 ラッキー(NEUTRAL)

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この子が1番強いと思います(確信

全カード随一のスペックと能力を兼ね備えた超万能カードでかわすみ神のイラストと悠木ちゃんのコンビでより一層強い。

後攻でも2コスの攻めを止める事が可能でどのデッキに採用しても活躍するであろうウォーブレ界の最強。

シャドバでいうとエンシェントエルフが全クラスに配られているようなものなのでそりゃ強いよね。そのため、カードを作る時は、優先して作りましょう。

 

龍谷女王 ミャータン(TAOSIN)

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2コス2/2を2体出す事のできるTAOSINのアイドル。シャドバでいうと、乙姫ポジですね。横に展開する事が可能な上にミャータンが存在する限り、罠を封じる事の出来るスキルを持つ。LAPISのビルドアーマーやSHEDOの弔いなど厄介な罠を無視できるのは強い。また、ドラゴンが増えた時にさらに強くなると思うので持ってて損なし。

 

時の解明者 ガードルード(MAGNA)

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相手がウイルスカードを持っているとスペックが上がるだけでなく、ドローまで出来てしまう綺麗なお姉さん。

先攻MAGNAのウェスタン→赤頭巾→ガードルード→ドレッドの流れは、ウィルス蔓延

デッキの凶悪度を象徴している。ウイルス系のカードも今後増える可能性が高いため、持っていて損なし。

 

コードネームB(E・G UNION)

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E・G UNIONの雑魚に厳しい頼れるオラオラ系お姉さん。

相手のドローに応じてランダムなキャラクターに1点与えるというシンプルながら強力な効果を有している。ウォーブレの特性上、ドローが避けられない場合もあるのでそれを逆手に取る事ができる。

ウィットフォードや除去スペルとの相性もよく、E・G UNIONには絶対に欠かせない1枚。Bの調教に自信があるプレイヤーはE・G UNIONへの所属をオススメする。

 

妨害傭兵 グスマン(NEUTRAL)

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低コストながら強力な効果を封殺できる万能傭兵。しかもイケボ。登場時の目標地点に到達-ってセリフが好きです。

特筆すべき点は、ガーディアン能力も消せるということ。例えば、SHEDO辺りにはかなりぶっ刺さる能力でオルシムはただの1/1にオリーブもただの1/2バニラになってしまう。2コスの採用に困ったら入れるのを検討してみてはいかがだろうか。

 

以上、GC、SRカードの紹介でした!!

実はRのカードが真に粒揃いなのですが、それはまた機会がありましたら紹介します。

 

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それでは、サヨナラピス!!

【デッキ紹介】赤単速攻でいく!【TAOSINアグロ】

ウォーブレ楽しいです。今日時点でランキング20位(今は27位ですが)になるために主に使用していたTAOSINアグロを紹介したいと思います。

デュエマでいうところの赤単速攻です。

 

【デッキ】

 

トラップ

拘束<網状鉄鎖>×3 (高スペックとの相打ち、流れ断ち用)

 

スペル

先手必勝×3 (ガーディアン処理、エンドカード

 

ユニット

整備士 ロイド×3 (機械パンプ、後半でも活躍できる)

孤高の傭兵 ガンヴィード×3 (どのデッキでも強い)

龍の子×3 (初手出し、ダメ押しが強い)

獣使い ゴリアン×2 (オーバーヒートいないので代用)

歌う侍 ワンゴロウ×3 (バニラ安定)

妨害傭兵 グスマン×2 (高コスガーディアン対策)

災厄の使徒 テンホウ×3 (スペックお化けのキーカード)

自走する重火器×3 (出すだけで1点、サルベージ使い回し候補

ラッキー×3 (どのデッキでも強い)

怒りの千人将 ワン×3 (横に並べた時のトドメ、ラッキー殺しも可)

終戦のオルディア×1 (先攻だとエンドカードになるスペック、UNION、MAGNAに刺さる)

災いの技師 八戒×2 (後攻不利を返すカード、高スペ)

愛天士 オウショウ×1 (龍の子復活が理想。横並べ要因)

龍谷女王 ミャータン×2 (仕上げのカード。全体除去を打たせるために使ってもOK)

 

【ターンの流れ】

マリガンは4コスは戻しつつ、1コス龍の子、2コステンホウ、3コス何でもOKが理想手札だと思います。後攻であれば、流れを止められるカードを残します。特に拘束、ラッキー、八戒あたりは積極的に残しましょう。オルディアは後攻だと弱いので戻しましょう。

5メモリー貯まるまでは、低コストが手札に貯まっていない限りは順当にコスト順に出していくのが無難です。(5メモリー以上は手札と相談しながら増やします)1番強い流れは、龍の子→テンホウ→ラッキーでスペックの暴力をするのが強いです。

横に並べるのが理想ですが、全体除去のあるUNIONやLAPIS相手はHPが3のユニットを中心に展開しましょう。MAGNAも全体除去はありますが、基本的に死なばもろともスペルなので積極的に殴った方がいいです。SHEDOは重~いでテンホウや4コス止められるのが厄介なので状況次第では消耗戦に持ち込みましょう。

先攻の場合、基本は相手の顔を殴ります。ひたすら殴ります。スナイプなどの天敵が出た場合は、盾を意識しながら早めに処理しましょう。(HP2で殴れればベスト)

後攻の場合、相手が1ターン目に1コストを出した時はなるべくスペックの高いユニットを出して消耗戦しつつ、隙あらば殴りましょう。1コスト出さずにこちらが1コスがある場合は先攻と同じ動きで大丈夫です。

 

【ソウルバーストの使用タイミング】

後攻だとラッキーが死んでいる状態なら5貯まった時点で死んですぐ復活が理想です。先攻なら押し切れる場合なら5以下でも3コス復活に吐きましょう。

特にテンホウ、重火器、ラッキー、八戒あたりを復活させます。ミャータンが死ぬ前にソウルバーストは吐いてしまいましょう。

 

【入れ替え候補

・トラップ

不快な音響兵器

優秀なダメージソースです。UNION、MAGNA相手にはそれなりに刺さりますが、刺さらない相手には全く刺さらず腐る可能性があるので入れても1枚が無難です。

 

・スペル

雲蒸竜変

後攻1ターン目なら刺さる。ドラゴンが増えればワンチャン。2/2/2ドラゴンバニラくれよ(ボソッ

 

・ユニット

龍の卵

ドラゴンが増えれば

 

戦地を拓く要塞

先攻MAGNA対策にはなるけど、劣化ラッキー感。ATK上がるなら良かったのに

 

竜騎兵 ターシン

2コスドラゴンくれば

 

壱天衆 ヨウユウキ

無難に強い。オウショウ、八戒と入れ替えるのはアリだけど、アド減らせる可能性があっても増えないため、環境次第

 

天を貫く王龍

アグロだと重いのでスタンダードに作るなら強い。持ってないから試してないだけでアグロに入れても活躍の場はありそう。ドラゴンが少ない

 

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一にも二にもこいつがキーカード。先攻で出したら簡単に除去出来るのは、SHEDOくらいだと思う。

大体、5~8連勝くらいは後攻含めてでも勝てると思うのでとにかく回数こなしましょう。

 

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では、サヨナラピス!

WAR of BRAINSのススメ 〜音で楽しむカードゲームとは〜

アニメの記事を書くブログと言ったな、アレは嘘だ。

嘘ではないが、仕事としてはオフシーズンなので滅多にないこの機会にアニメを見る訳ではなく、デジタルTCGをやっている訳だ。

 

どうせ、CMもやってるshadow verseだろ?

 

シャドバもやってるよ?バハムート降臨とエイラバイバイはよ!!

 

その名は・・・・WAR of BRAINSだよ!

 

WAR of BRAINS(ウォーオブブレインズ)とは

 デュエルマスターズウィクロスで知られるタカラトミーが12月2日からアプリ配信を開始したデジタルTCG。略称は公式でウォーブレ、WoBとも。

世界初「音で楽しむカードゲーム」である。

 

何故、この記事を書こうと思ったか。デッキ紹介ブログはおろか、wikiにカードリストすらない程に盛り上がっていない様に見えるからだよ!!メンテ入ってるしな!!

という訳でルールやらは置いといていいところをざっくりと紹介。

 

ウォーブレの1番よいところは、

 

よすぎるサウンドが織り成す暴力

 

最初にこのゲームに引き込まれたのは、アプリのDL画面で流れている音楽。

デジタルTCGの音楽といえば、

 

CODE OF JOKER=キャラの特徴に合わせた音楽。

 

Hearthstone=酒場や喫茶店で流れてそうな音楽。

 

shadow verse=オーケストラの重厚な音楽。

 

WAR of BRAINS=ラップ・・・?

 

DLした人ならご存知だと思うのですが、DL待機画面でラッパーよろしくの音楽が流れてきます。嘘だと思うだろ?本当なんだよな~。

 

真面目に話すとラップだけではなく、通常バトルの曲だったり、パック剥く時の曲だったり、趣向の違う楽曲で多方面から攻めてくる。

ウォーブレは、同社のデュエルマスターズの色分けと同じであるLAPIS(緑)、TAOSIN(赤)、SHEDO(黄)、E・G UNION(黒)、MAGNA(青)の5つの国家色に分かれています。多国籍感あるよな。

 

「音で楽しむカードゲーム」という触れ込みに合点がいく部分でもあるのですが、このゲームは国家ごとに音楽が変わるだけでなく、特筆すべき点は、GC(ゲームチェンジャー、このゲームにおいての最高レアリティ)のカードをログイン(場に出す)すると、曲が変わるという事です。※曲が変わらないカードもあります。

 

例えば、自分が1番好きなGC音楽、ウィットフォード先生。

 

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化学者に相応しいイカれつつもイカした音楽が流れます。少しばかり某イカ陣取りゲームな雰囲気もある音楽なので妙に耳に残ります。テクノポップ系の音楽になるのかなと思います。

 

もう1枚のお気に入りGCは白獅子さんです。

 

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覇王を冠するに相応しい猛々しい和風サウンドが流れます。これを出すと負ける気しねぇな!ってくらいにカッコイイ曲になっております。

 

少しでも興味持った方は、DLしてラップ音楽を聴こう!

出すだけで選曲も戦局もいい具合になるGCは箱買いすると、1枚確定。しかも今なら1月10日まで1箱分である24パックが無料で引けるんだってよー!なんだってー!

 

パック剥くだけでも楽しいので是非!パック剥く描写が妙にリアルなのが好きです。

 

次回は各国家の環境と考察、自分の使っているメインデッキについて解説したいという願望だけ醸し出す。初心者向けの記事とウォーブレオタクの記事を交互に載せたいですね。

 

次回までサヨナラピス!

 

planetarian(プラネタリアン) 星の人〜Keyの中で輝く無窮のきらめき〜

先日(3ヶ月前)の君の名は。を見た際に一緒に観たのが、「planetarian(プラネタリアン)」です。

 

言わずと知れたKeyブランドの作品。

 

2個前の記事がシャーロットの話だったので多くは語りません。

 

sylphyanime.hatenablog.com

 

 

元々は何の情報もなく、関係者が程近くにいる事がきっかけでニコニコ動画の配信版を見ておりました。

 

毎週配信だったのですが、久しぶりに週一の更新が楽しみなアニメに出会い、元祖泣きゲーブランドの地盤の強さを感じました。

というのも全くの新作ではなく、2004年の作品なので、古き良きKeyを堪能できるとも言えるのですが、撮影技法や作画、3DCGに関しては現代の技術を盛り込んでいるのでテーマである「星、プラネタリウム」の輝きが美しく表現されているのです。

 

以降本編のネタバレを含みますが、観ていない人にも見てもらいたいので個人判断にお任せします。

 

 

 

 

 同時期に公開されている「君の名は。」も星が一つのテーマである作品ですが、本作には星が一切登場しません。 〜星の人〜のサブタイトルであるにも関わらず、作中に出てくる星は全てプラネタリウムで投影された偶像の星々です。 しかし、偶像の星に確かな感動を覚える要素が含まれています。

 

 その一つが「閉塞感」

 

屑屋の過去、現在で描かれる劇場版ですが、 本編中に晴れているシーンは1度もなく、 過去編に関しては、回想を除くと登場人物もわずか2人+数基(敢えてゆめみちゃんは1人と数えます) 本当に寂しく、寂びしいのです。

過去編の内容を見ても、基本は屑屋の一人語りなのですが、生きとし生けるものが一人しかいない時に感情移入する存在は大きな1しかないことを知らされました。

ゆめみの解説を聞いてる時はお客の1人であり、記念の花束を貰った1人であり、屑屋でもある。 ひとりぼっちはさみしいもんな。 Key的には、1人じゃ寂しいから2人手を繋いだ。の方がよいかもしれない。

 

TVシリーズ過去編の出来がよく、劇場版が総集編+新規カット+正当続編ということもあり、蛇足になるのではと疑ってはいたのですが、見事に打ち砕かれました。

総集編を含めた再編集の構成は、視聴済のユーザーが「何故、このシーンをこのタイミングに入れたのか」「あのシーンが見たかった」などの視聴者にとってのストレスをいかに軽減するかは大事な要因になると思います。再編集の場合、カットを入れ込む順番により感情移入の度合いも変化してくるのでこの辺りはシナリオ会議に出ている人達の構成力の見せ所になります(シナリオ会議に関しては、後述します。)

その点、プラネタリアンはTVシリーズを見ていない人でもしっかり作品へと没入できる構成だったと思います。

屑屋として生きていた男は星に魅入られ、『星の人』へ。物語としての完結は劇場版で完結する訳ではなく、『星の系譜』として未来へと繋がる。劇中の屑屋のラストのセリフがこの映画の全てだと思います。

世の中に疲れ、何もかも嫌になった皆さんが見ると、ただただ泣けます。劇場では自分も隣のカップルも微動にせず、泣くという生理現象だけ行っていました(彼女の方は号泣しているように見えました)。客層としても深夜の回とはいえ、スーツ姿のおじさんの姿が多かったのも非常に印象的でした。

 wikiを参照すると、クラナドリトルバスターズ!という絶対的人気作に発売時期が挟まれながら、およそ10年の時を経て、Keyの中で輝く無窮のきらめきが映像化している事実をまた見ていない皆さんにも実感していただきたいとオススメさせていただきます。

 

 

 

【シナリオ会議の話】

 

アニメの制作に触れるブログという趣旨を忘れ、ただのアニメファンブログと化している事実を受け止めなければならない。 

せっかく話題が出たのでアニメの根本を決めるシナリオ会議について少しだけ。

 

シナリオ会議とは、シリーズ構成・脚本を中心に行われる会議になります。

参加者は、脚本家(シリーズ構成を兼ねる場合もあり)、監督(副監督がいる場合は参加)、メーカー(ゲームであれば担当Pなど)のプロデューサー及び担当者、販売元(ANIPLEX、創通などDVDで最初の方に出てくる会社)のプロデューサー、制作サイドのアニメーションプロデューサー、設定制作。

上記のメンバーが最低限のメンツになると思います。場合によっては、エグゼクティブプロデューサー、原作者などの偉い人が参加したり、制作デスクが参加する可能性もあります。

具体的に何をするかというと、脚本家が持ってきたシナリオをあーでもないこーでもないと推敲する作業になります。例えば、君の名は。のシナリオ会議で誰かが「三葉ちゃんの中に瀧君が入ってても、瀧君は硬派の中の硬派なので胸なんて揉まない」といえば修正になる可能性もあります。

他にも制作サイド側から内容が詰まりすぎていて尺に収まらないとなった時は、バッサリとカットされる事もあります。原作ありきのアニメでオリジナル展開があった場合は、この会議で全てが決まるといっても過言ではありません。

 

そのため、シナリオについて文句が言いたいオタク達は脚本家のみを責めるのではなく、会議出席者の総意なので責任者全員を非難してあげて下さい。

 

というのは冗談ですが、基本的には何度かセリフの言い回しなども含めて推敲しているので作品での全てになります。

たまにコンテ時やら監督の鶴の一声などで内容が変わったりもします。(特にセリフの言い回しなどはアフレコ直前に変わったりする事も多々あります。) 

アニメのストーリーが納得いかねぇから、俺の手で変えてやる!!と思っている諸君は今からでも遅くないので脚本家を志すと良いと思います。

「君の名は。」〜アニメーションの進化と現実〜

話題の映画、「君の名は。」を鑑賞してきました。

とりあえず観た後に誰かと共有がしたくて、色々と吐露したくて、ほぼ1年ぶりのブログ更新です。

 

君の名は。」は全てを1人でやってのける、過去には声優をも自分でこなしてきた新海誠監督の最新作です。

人気は留まる事を知らず、シン・ゴジラの興行収入を抜くペースだそうです。

自分が観てきた新海作品は、「彼女と彼女の猫」「ほしのこえ」「雲の向こう、約束の場所」「秒速5センチメートル」で「星を追うこども」、「言の葉の庭」は観ておりません。

 

その上での感想。(ネタバレあります。シン・ゴジラも少しだけあります。)

 

 

秒速5センチメートルの話」

 

はっきり言って僕、いや、俺は「秒速5センチメートル」が好きで新海さんが好きになりました。

秒速を観てると何がどうしてもどかしい。モヤモヤしますよね。

 

でも、あのモヤモヤが大好物なんです、多分。

 

人生でどれだけ上手く自分が立ち回っていると思って行動しても絶対に世の中上手くいかない。すれ違ってすれ違ってでもがむしゃらに生きるしかない。

それを突き付けられるのが「秒速5センチメートル」というアニメだと思うのです。リアル感、その場にいるような空気感が肌身に伝わってくる。

 

映像版はOne more time,One more chanceの歌詞もメロディーも歌声もこの作品の全てを凝縮して全力投球でぶつけて来ます。

 
歌にメッセージ性を込めて、アニメとして視聴者へ提供されます。

 

納得いかない部分。主に表に見えていない部分は、アフタヌーンで連載していたコミックス版「秒速5センチメートル」で補完されておりまして、それを含め、個人的に秒速はすごく好きな作品です。

 

 

秒速5センチメートル [Blu-ray]

秒速5センチメートル [Blu-ray]

 

 

 

君の名は。の話」

 

本題です。

ツイッターなどの評判を見る限り、悪い評価に当たらなくて、フォローしてる方もよかったという感想しかありませんでした。唯一引っかかった感想は、「秒速が好きな人はあまり好きではないかもしれない。君の名は。が好きな人は秒速があまり好きではない」という感想でした。

 

同じ新海作品で何故?と思いながら、鑑賞しましたが見終えた後に理解が深まりました。

 

君の名は。はモヤモヤしません。特にラストが全くモヤモヤしません。

ハッピーなんです、闇がないんです。

おそらくそれで大部分は間違いないはずなんです。

 

だって、ハッピーエンドであれば、モヤモヤしないはずなんです。

 

じゃあ、このモヤモヤはなんだろう。

 

俺が最初に思った感想は「それでいいのか、新海誠」です。

 

いや、何様だよ、と。全部の作品観てからモノを言え、と。

 

本当に個人的な同監督作品の見たい部分は、「遠距離恋愛を絡めたストーリー」「音楽」「背景」の3点です。

 

もちろん他にも盛り沢山なのですが、カッツアイ。

 

[遠距離恋愛を絡めたストーリー」

時空を超えての男女入替+究極の遠距離恋愛

 

遠距離恋愛がテーマな作品が多い同監督作品には、これでもかって程に実直なストーリー。

ただし、ボーイミーツガールであり、ガールミーツボーイでもある。

そう、W主人公なのです。

今までの作品だと主人公は明確に男だと思います。(彼女の猫は例外として)

女子側を描く=女子の共感を得る。

単純だけど、間違いない事実。

 

[音楽]

RADWIMPSが劇中内音楽も含め20曲以上を制作。

OPから始まり、EDに到るまで正にRADWIMPS

ちなみにRADについての予備知識は無いに等しいです。カラオケで友人が歌っている曲を聴いて、不思議なメロディーや歌詞を司るバンドなイメージ。

実のところ、中盤までストーリーに没入し過ぎて、曲とストーリーのシナジーを気にする余裕が無かったんです。

おそらくかなりのシナジーっぷりだったと予測するのですが、いかんせん曲数が多い。

映画であり、アニメであり、RADのPVなのです。

だからもう今一度、観賞してのシナジーと同時に曲単体で聴くのが正しい楽しみ方な気がします。

 

 

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)

 

 

 

[背景]

背景またはアニメ用語でいうBG(バックグラウンド)。

 

これが新海作品の真骨頂だと思っております。

 

開幕。

 

ティアマト彗星の落ちるカットから始まりましたね。

あのBG。一体、何層のBook(※1)が重なっていたのでしょうか。

彗星から伸びるおそらくCG+撮影処理、彗星が雲を突き抜ける瞬間の雲はおそらく作画、あのオープニングカットだけでBGが彩りきっていたから、以降、度肝抜かれっぱなしでした。

 

2人が入れ替わるキースポットである例の場所。

現実感のある彗星落下場所、現実感のない御神体の表裏一体が正にテーマを表しているかのようでBGのみで説得力が顕在化していました。

ぐうの音も出ない美しさ。正に、美しい術。

 

 

何だこの映画好きなんじゃん。

好きですよ。好きなんですけど、何か違う、引っかかる気持ちはあるんです。

 

「大衆向け映画の話」

 

本当に言いたかったのは実はコレなんです。

これは細田守監督作品で最大のヒットとなった「バケモノの子」の初鑑賞時にもこの症状は生じたのです。

 

大衆向け映画への進化。

 

モヤモヤの正体はコレだと思ってます。

バケモノの子」を見た時も「君の名は。」を見た時も周りの客層がとにかく広いんです。

 

元々、細田監督も新海監督も各方面から評価されている方々なので当たり前といえば当たり前なのですが、アニメ映画としてのコンテンツではなく、大々的な宣伝に基づいた映画として売り出されているコンテンツなのです。

 

ジブリは宮崎監督が作品引退を宣言しました。

では、空いた大衆映画の穴は誰が埋めるのか。細田監督なのか、新海監督なのか。

はたまた、庵野監督なのか。

 

庵野監督は我が道を謳歌して評価されている気がするので、特殊例な気がします。

 

宮崎作品に沿っている訳ではないでしょうが、声優として有名俳優の抜擢は大衆映画としての一種の特徴だと思います。

また、前述した女性視点を増やしたのは女性ターゲット層への働きかけとも捉えることができます。

 

一部の評価に留まらず、多くの大衆の共感を得て、関心を集め、ダイレクトに提供するアニメーション制作に進化している。

 

さらに作品性においても、細田作品も新海作品も世の中の流れに合わせて、自らのエッセンスを盛り込みながら、独自の進化を遂げているように思えます。シン・ゴジラのように。

 

だからモヤモヤ部分は進化に対する

心の準備が出来ていないだけなんだと思うのです。

 

「深夜アニメの話」

 

宮崎監督作品よりもアニメ色が強い細田監督、新海監督作品なので、いわゆる深夜アニメへのプレッシャーは凄まじいといいますか。

アニメ自体へのハードルが相対的に高くなり、深夜アニメ制作陣の首を絞めてくるのはまた別の話。

例外もありますが、劇場作品だと作画が崩れていることの方が稀有。

有名監督の劇場作品が進化する一方、ニッチな深夜アニメの風当たりは強い。

視聴者の目は既に多くの良質作画アニメにより肥大化し、作画が少し崩れようものなら、「作画崩壊」、内容が伴っていなければ「糞アニメ」と言われる氷河期です。

 

視聴者には全く関係ない話ですが、深夜アニメの状況は、おそらく皆さんの想像を遥かに超えて過酷な状態です。心中お察し下さい。本当にスケジュールもお金も無いのです。

 

画面に出ている内容がその話数の全てです。

 

これはあらゆる理由によりますが、これはまたいつか話せる機会があればお話します。

 

では、俺達は何のためにアニメーションを作っているのか。

 

仕事だからなんです。当たり前と言われればそれまで。休みを犠牲にして、人や会社に合わせて日々のスケジュールを組み立て、最大限のパフォーマンスをしても評価されない作品を作ることに果たして意味があるのか。

 

約束された評価はありません。

2時間映画であればおよそ1200〜2000カット、30分アニメであればおよそ300〜400カット、どのカットにも数十人単位の人が関わり、納品するその日まで最高の状態を目指して時間を犠牲にしています。

 

報酬が相応かというと、委員会から降りる制作陣への予算から捻出されるクリエイターの方々への報酬は薄給で大部分が給料制である制作陣もキャリア+労働時間を天秤にかけてもサラリーマンより遥かに

少ないでしょう。

 

何が言いたいかというと、どんな評価も構わない、ただし、忘れないで欲しい。手に書いてもダメなら頰に書いてもいい。

 

スタッフロールに載っている1人1人が息を吹き込んでいる。魂を込めている。

 

大多数の人がアニメーションに興味を向けて、いつの日かこの環境を無視できない、一石を投じることが何よりの望みです。

 

 

 

 

※1 Book(ブック)

美術用語の一つでベースとなる背景の手前にある背景の事を指す。

さらに手前にあるBookをBook2、数が増える毎にBookのナンバリングが増える。

Bookはそれぞれレイヤー分けされており、動かすことが出来る。

空の背景で雲のみ動いているのは、それぞれのBookを1方向に引いているためである。

 

例・「君の名は。」の御神体がある場所。

湖が二つある場所が背景(BG)とすると、手前にある雲、主人公達が立っている地面はBookとなる。